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さやかまるさんの公式キャラクター「とろまる」は、論理的にかわいいのか検証します。

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ブログ界を席巻している。女子大生ブロガーのさやかまるさん。

そのさやかまるさんが最近、公式キャラクター「とろまる」を発表しました。私の第一印象は、ゆるくてかわいい!!

 

ツイッターでの皆さんの第一印象は、

・ゆるい

・ドラクエのリップスに似ている!

・面白かわいい

・ぶさかわ

などがありました。皆さんなんとも言えないかわいさに魅かれていました。

 

そこで思ったのです。

皆が感じるかわいいとは何なのだ!?と。

ここはちょっと理系を見せて、データに基づいた研究者の論文を引用し、さやかまるさんのキャラクター「とろまる」は論理的にかわいいのかを検証しよう!

(※検証にあたって、さやかまるさんに連絡したところ、快くOKを頂きました。本当にありがとうございます。)

ここから敬称を省略させていただきます。

さやかまるとは?

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みなさんご存知だと思いますが、念のためさやかまるについて紹介します。

現在20歳の女子大学生であり、ブログを初め、5000pvをわずか10日で達成するという偉業を達成しました。さらに、

・Google Adesense合格2日で収益4桁達成。

・twitterのフォロワ-数5400人超え(2019.8.31現在)

・2019.8.26 とろまるを生み出す。

など、勢いは留まるところを知りません。

さやかまるの、

twitterはこちら↓

https://twitter.com/minteeeeea

ブログはこちら↓

https://pomu.me/sayakamaru_blog

 

とろまるとは?

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出てきました。とろまる。

2019.8.26に突如現れた、さやかまるのオリジナルマスコットキャラクターの「とろまる」

見た目は、つるつる?ぷるぷる?していて、大きな唇とつぶらな瞳。

さやかまるが大好きな、寒天プリンに魂が入ったのでしょうか?なんともいえないかわいいビジュアルをしています。

「とろまる。のキラキラライフ」というスタンプが販売されているので、かわいさにはまってしまったという方は、是非こちらから↓

https://line.me/S/sticker/8884894?lang=ja&ref=gnsh_stickerDetail

 

とろまるは本当にかわいいの? 論理的に検証

さて、ここからはついに科学的な論文を引用しながら、とろまるは論理的にかわいいのかを検証していきます。研究データを用いた検証なので、とろまるが仮に「かわいくない」となっても許してくださいね。笑

かわいいとは?

いくつかの研究結果からかわいいと感じる要素は主に5つでした。

①「小さいもの、幼いもの、弱いもの」など愛情を持って大事にしてあげたいという気持ちにさせるもの。

②服飾などの「おしゃれ」に感じるもの。

③形が曲線(丸い)であること。

④明度と彩度が高く中間色であること。

⑤擬態語・擬音語(オノマトペ)の母音でa / u / o であること。

それぞれ検証していきます。

 

①「小さいもの、幼いもの、弱いもの」など愛情を持って大事にしてあげたいという気持ちにさせるもの。

この要素で大切なのは「何もできない」という感覚です。例として、赤ちゃんを考えてみてください。赤ちゃんはとても弱く、親の支えなしでは何もできず、生きていくことができません。

この「何もできない」というのは生存するうえで最大の武器(=かわいい)になります。ヒトは何もできない赤ちゃんに対して自然と愛情がわきます。もう一つの例として、勉強や運動が苦手な子供の方が、教える側からするとかわいく感じる様です。

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とろまるを見てみると、明らかに「何もできない」感じが伝わってきますよね。つまり自然とかわいいという印象を持たされます。また第一印象に出てきた「ゆるい」という表現にも一致します。

かわいいの第一要素、”「小さいもの、幼いもの、弱いもの」など愛情を持って大事にしてあげたいという気持ちにさせるもの”にとろまるは当てはまります。

②服飾などの「おしゃれ」に感じるもの。

次はこちらです。これは・・・ないですね。笑

しかしながら、かわいいの感覚は意識や感情などの過去の体験からくるものという研究結果がありました。もしかしたら、とろまるを見て、過去の体験からおしゃれ!かわいい!と思う方がいても不思議ではありません。

しかし、ここは第二の要素、”服飾などの「おしゃれ」に感じるもの”にとろまるは当てはまらないとしておきます。

 

③形が曲線(丸い)であること。

とろまるは曲線しかありませんね。なぜ曲線がかわいく感じるのかというと、赤ちゃんに起因するのだそうです。ヒトは赤ちゃんの丸っこい姿や形がかわいく感じる様にできています。つまり赤ちゃんはかわいく、それに近い曲線にかわいいを感じる様です。

第三の要素、”形が曲線(丸い)であること”にとろまるは当てはまります。

④明度と彩度が高く中間色であること。

少し色の専門用語が出てきました。難しいことは置いておいて、下の図を見てください。横軸が彩度、縦軸が明度です。研究結果をもとにすると、赤で囲った部分がかわいいと感じる配色になります。ここでとろまるを見てみると、-White、もしくはverypale-付近であることが分かります。研究結果を知ったうえで狙って配色したのか、それとも感性なのかわかりませんが、驚きました。

第四の要素、”明度と彩度が高く中間色であること”にもとろまるは当てはまります。

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pinterest参照
⑤擬態語・擬音語(オノマトペ)の母音でa / u / o であること。

ここでも専門用語ですね。オノマトペとは、雷のゴロゴロとか雲のふわふわとかに使うやつです。母音とは、と-oろ-oま-aる-uってやつですね。

とろまるをオノマトペで表現すると、ぷ-uる-uぷ-uる-u。と-oろ-oと-oろ-o。つ-uや-aつ-uや-a。(twitterにあった、とろまるを表現したもの)

おぉ!みごとに研究結果と一致していました!

最後の要素、”擬態語・擬音語(オノマトペ)の母音でa / u / o であること”もとろまるはクリアしていました。

 

まとめ

かわいいとは何か?について書かれた研究論文をもとに、とろまるを論理的に検証してみました。結果は・・・

①「小さいもの、幼いもの、弱いもの」など愛情を持って大事にしてあげたいという気持ちにさせるもの→合格

②服飾などの「おしゃれ」に感じるもの→不合格

③形が曲線(丸い)であること→合格

④明度と彩度が高く中間色であること→合格

⑤擬態語・擬音語(オノマトペ)の母音でa / u / o であること→合格

 

5つの要素のうち4つを満たしており、論理的にもとろまるはかわいいと証明されました。

今回驚いたのは、色とオノマトペです。偶然が意図的かわかりませんが、なかなかマニアックな要素もクリアしていました。唯一合格とならなかった、おしゃれさから来るかわいさに関しては、今後改善の余地ありかもしれませんね。

 

とろまるを用いたかわいいの考察。楽しかったです。皆さんもキャラクターを描く際、ただ漠然と描くのではなく、研究結果を元にしてみるといいかもしれません。

最後に、さやかまるさん、ありがとうございました。

参考論文

[1]女子大学生における「かわいい」感覚の構造について

三浦欽也 神戸女学院大学人間科学部心理・行動科学科

[2]感性価値としての「かわいい」

大倉典子

[3]「かわいい」とは何かを探る 

宮島佐輔他 千葉工業大学大学院

[4] 人気キャラクターの魅力の造形面での特色を、時代性・社会的背景をふまえて考察する。

滝沢亜矢羽 長岡造形大学大学院

[5]ゆるキャラに対する好悪の実態調査 

辻幸恵 神戸国際大学 経済学部

[6]キャラクターのかわいさとインタラクティビティについて

篠塚久雄 工学院大学情報学部情報デザイン学科教授

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