【平均年収432万円】国税庁のデータから読み取る
国税庁が毎年出している民間給与調査をご存知でしょうか?
民間企業に勤めている人の平均年収や平均勤続年数など、働く事に関するデータを国税庁が細かくまとめてくれています。
今回はこのデータを参照しながら、そこから読み取れることを紹介していきたいと思います。
『本日のお品書き』
◎調査の目的とは?
国税庁が毎年出しているこの民間給与調査の目的は、
[民間の事業所における年間の給与の実態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、租税負担の検討及び税務行政運営等の基本資料とすることを目的としている] 国税庁のHPより
長々と書いてありますが、まとめると、私達の給与をしっかりと把握し、正しく税金を回収する事が目的です。
税金に関わるデータなので、信頼性は高いと思います。
◎調査の対象
調査の対象は、民間企業に勤める社員を対象にしています。
データは源泉徴収表をもとにしており、20,383の事業所およびそこに勤務する給与所得者(316,885人)を対象にしています。
企業の規模など、標本をどこにとっているのかは不明だが、対象となる給与所得者の中には非正規なども含まれており、幅広い人が対象となっていると思われる。
◎平均給与
平均給与は432万円。
男女別にみると、
男性532万円
女性287万円
となっています。
平均年齢は46.0歳です。
モデルケースをもとに考えてみましょう。
家族構成🏠
夫 年収532万円
妻 年収287万円
大学生(私立)の子供2人
世帯年収は819万円
手取りで考えると、650万程度です。
支出を考えてみます。
🍀子供にかかる支出
●学費
1人当たり年間100万
●家賃
1人当たり年間60万
●仕送り
1人あたり年間40万
●合計
1人あたり年間200万円
🍀月の生活費 (夫婦)
●家賃10万
●光熱費2万
●通信費2万
●食費4万
●保険2万
●雑費3万
合計 23万
年間にすると276万円
子供にかかる費用と合わせると、
年間676万円必要です。
夫婦共働きでも子供が大学生の頃は支出が収入を上回ってしまいます。
650-676= -26万
これに追い打ちをかけるように消費税率の上昇や社会保険料の増加など、ますます厳しくなってきますね。
さらにここ10年間、平均年収は変わらず、ほぼ横ばいです。
現実は厳しいものです。
でも、嘆いていても始まりません。
出来るところから対策をうっていきましょう‼️
◎厳しい現実を良くするには?
先程のモデルケースを、もう一度見てみましょう。
①子供が2人国立大学だったら?
学費 1人あたり年間50万
で済みます。
2人だと年間100万円ものお金が浮きます。これだけで、収入が支出を上回ります。
出来るならば子供には国立へ行って欲しいものですね。
②夫婦の生活費を見直す
通信費が月2万円は高いですね。
大手キャリアのスマホを使っていると1人あたり1万円程かかりますが、 格安スマホにすれば一人当たり、月3000円で十分収まります。
格安スマホにするだけで、月額1万4千円の節約です。
年間にすると、約17万円です。
おススメは楽天モバイルです。
こちらを参考にしてみて下さい👇
固定費を抑える事は本当に大切です!
— けんブロ@❣️ (@babyron16) July 8, 2019
楽天モバイルは格安スマホの中でもおススメです。
今大手キャリアを使っている方程、プランの内容に抵抗無く乗り換えられると思います。
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さらに、保険も見直してみましょう。
保険については様々な考えがあるかと思いますが、思い切って辞めてしまうのも手だと思います。
というのも、日本には国民健康保険という最強の保険があるからです。
ざっくり説明すると、
●治療費は3割負担。
●月の支払いの上限は一般的なサラリーマンで8万円程度。
もし今貯金が100万円あるなら、10ヶ月入院して治療費が1億かかっても問題ありません。
保険をゼロにするのは怖くても、国民健康保険という最強の保険があることを知り、自分に見合った保険を選んでみましょう。
③支出を把握する
これが一番大切だと思います。
収入を増やす事が出来ればそれは良いですが、すぐに上手くいくものではありません。
だからこそ、あるお金を上手く使っていく必要があります。
その為に、自分の支出を把握しましょう😊
全てを細かく把握する必要はありませんが、全く自分の支出を知らないと、以外なところでポロポロとお金がなくなったいきます。
支出を知らない事は財布に穴が空いていることと同じだと思ってください。
支出を把握するポイントは、
毎月の固定費を把握する
クレジットカードの明細を細かく見る
レシートをもらう癖をつける
要するに、支出を把握する癖をつける事が大切だと思います。
これだけで無駄な出費を抑える事が出来ます。
支出のコントロールについては、こちらを参考にして下さい。👇
毎月赤字になる方は間違いなく原因があります。
— けんブロ@❣️ (@babyron16) July 8, 2019
細分化して、家計を見直してみて下さい。
そのヒントになると思います。
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◎まとめ
日本の平均年収をもとに、そこから見えてくる生活を考えてみました。
日本の平均年収で、さらに共働きであっても、一番お金がかかると言われる、子供が大学生の時は生活が厳しい事が分かりました。
しかし、支出を把握して、工夫をすれば、難なく生活していく事がある出来ると思います。
平均年収を知り、その上で対策をしっかりと考えていきましょう。
最後に、あまりにも平均とかけ離れた年収である場合、転職することも1つの手だと思います。
転職についてはまた別の記事で詳しく書いていきます。